付き合いたての頃は毎日が幸せで、ずっと一緒にいたいと誰もが思うはずです。
相手の全てが完璧に見えて、この幸せがずっと続くと思う時期ですよね。
ですがそれでも別れてしまうんです。
45.7%のカップルが1年以内に別れるという統計結果も出ています。
では長く付き合う(今回は6ヶ月以上)にはどうすれば良いのでしょうか。
目次
恋人と長続きする方法

「好き」という気持ちだけでは長続きしない?
結論から言うと「好き」という気持ちだけでは長続きしません。
必要なのは「問題解決能力」です。
これはバルライン大学心理学科のイスラエル・アペル教授が行った実験で明らかになりました。
アペル教授は「相手を思う気持ち」と「問題解決能力」のどちらが長く付き合ううえで必要な要素であるかを調べる為、付き合ってから2〜8ヶ月のカップル55組を集めて、2つの実験を行いました。
相手を思う気持ちの実験
アペル教授は相手を思う気持ちが長い関係を維持する為に必要だと推測し、被験者のカップル達に「今どのくらい相手を思っているのか」をアンケートを通して聞き出しました。
アンケートは以下の通りです
- 1日どのくらい恋人のことを考えますか?
- 恋人のことを考えて他の事に集中できない時がありますか?
- 恋人に会う時ドキドキしますか?
問題解決能力の実験
アペル教授は、問題(揉め事)を会話で解決する能力が最も重要な要素であると仮定し、被験者のカップル達にあるひとつの課題を与えました。
- 友達関係
- お金
- 嫉妬
- 会話
- デート
- 政治
等の10個のテーマの中からお互いの考えが一番異なるテーマを1つ選んで会話をしてもらい、
その会話の中で、カップルがどれだけ問題を解決できるのかを記録していきました。
実験結果
2つの実験を行い、3ヶ月後と6ヶ月後のカップル達がまだ付き合っているかどうかを確認しました。
3ヶ月目の結果は「相手を思う気持ちが強いカップル」の方が重要な要素であるという事になりました。好きであればあるほど付き合っている確率が高いという事がわかりました。
一方、問題解決能力が高いか低いかは3ヶ月間付き合えるかどうかの結果には影響がないことが分かりました。
しかし、6ヶ月目に確認してみると、相手のことを好きなカップルとそうでもないカップルの別れる確率は変わらず、「問題解決能力が高いカップル」の方が付き合っている確率が高いという結果になってしまいました。
どうして実験結果が逆転してしまったのでしょうか。
付き合って間もない3ヶ月は、好きという感情が燃え上がる時期ですので、燃え上がっている間は相手の事をどれだけ好きなのかによって、付き合っていくかどうかを判断します。
また恋は盲目と言われるように、この時期は相手の嫌な所や直して欲しい所には気がつきません。
3ヶ月を過ぎると、次第に燃え上がる感情はおさまってきます。ではその後の判断基準は何になるのか。
それが「問題解決能力」です。
3ヶ月をすぎた頃から、少しづつ相手との「考え方の違い」や「直してほしい行動」などが見える様になってきます。そういった「相手に直してほしい事(問題)」をお互いが理解し合い、解決していく能力が重要な要素になるのです。
付き合い始めにはお互い気が合うと思っていたのに、いざ付き合ってみるとそうでも無かった事はありませんか?この気持ちの変化に対応できないと6ヶ月以上付き合っていく事は難しいでしょう。
別れるカップルの大半はこれが原因です。
ですので、しっかり相手と話し合い、ダメな事はダメと言える様なカップルを目指す様にしましょう!そうすれば結果的に長く付き合っていく事が可能です。
まとめ
今付き合っている皆さんは
- 一緒にいて楽しい
- ずっとそばにいたい
- 気が合う
こんな気持ちを信じて付き合っていませんか?
それは時間が経つと変化していきます。
ふとした時の不満や揉め事に気づかないふりをして交際を続けますか?
それはお互いにとってもストレスになりますし、それこそが別れの原因である事を覚えておいて下さい。
お互いの考えを理解し、会話を通して問題を解決できる関係が出来始めてからが本当の恋愛の始まりですよ!